2015/11/18

Q&A

SAISの合格者から過去に頂いた質問をご紹介します。

Dual Concentrationって本当にできるの?

できます。公式サイトの記載がないのは不親切ですが、二つのConcentrationを持つことは基本的にできます。二つのConcentrationにはPrimary/Secondaryと順序をつけることを要求され、履修登録などで特定のConcentrationの学生が優先して履修できる場合がありますが、それに関してはPrimary Concentrationのみが考慮されます。

また、地域専攻の場合、Concentrationごとに特定の語学の履修が求められる場合があります。例えばChina studiesなら中国語、African studiesならフランス語といった形です。場合によってはDual Concentratorは二つの語学において修了要件を満たす必要があり、初習で二つの語学を履修するのは難易度が高いことに加え、最悪の場合、二つの語学の授業の間にスケジュールの競合が起こることがあります。

Dual Degreeは公式に認められている以外にできるの?

できます。例えば、最近ではデュークMBAとのDual Degreeの学生がいます。MAの修了要件は16科目の履修ですが、MBAや関連する分野のMAを持っていれば、それが12科目まで減ります(場合によって14科目になることも)。Dual Degreeで同時に学位を取得する場合もこれに準ずる扱いになります。例えば、Corporate Financeなどの授業はSAISでも開講されているのですが、MBAで同等の科目を履修した場合には、それがSAISで受講したのと同様に扱われます。

過去に関連する学位を取得した学生では、台湾国立大学でMBAを取得した学生、香港大学で経済学MAを取得した学生が同等のプログラムによって履修要件を16科目から減じる措置を受けています。

自分のConcentration以外の授業は取れるの?

取れます。経済学の履修要件5科目(class of 2015)に加え、各Concentrationで4-6科目の履修が必要です。残りを自分の興味に合わせて選択することができます。また、単位取得のための履修ではなくAuditの形で授業に参加することで、さらに受講科目は増やすことができます。

Dual Degreeなどの場合は履修科目が12科目になり、少し選択科目の余地が減ります。また、Dual Cocentrationの場合も修了要件が厳しく、選択科目に割り振る時間は相対的に少なくなります。

学期中にインターンがしたいのだけど

できます。週に4科目を履修することが一般的で、語学との兼ね合いもありますが、金曜日が休みになってそれをインターンにあてることが多いようです。必ずしも有給ではないようです。夏休みのインターンがDCなら、2年生がそれを学期中も継続することがあるようです。また、2年生の方が時間に余裕ができて、インターンに割ける時間も多い、ということもあるかも知れません。

ルームメイトが1年生の秋からWilson CenterでのインターンやBrookingsのリサーチ・アシスタントをやっていましたが、アゼリ語スキルを活用した東欧関連の業務や、インドの内閣府で働いていた学生がインド研究の補助をするといったように、バックグラウンドと内容がフィットしたものでした。2年生はより自分の卒業後の進路に関わるインターンをすることが多くなると思います。

SAISの経済学は学部レベルって本当?

確かに必修のミクロ経済学、マクロ経済学は学部レベルではないかと思います。という意味では修了要件の経済学5科目(class of 2015)を学部レベルかそれに毛が生えたレベルで満たしてしまうことは可能です。

一方で、ミクロ、マクロ、トレード、マネタリーと統計はWaiveすることができます(条件あり)。個人的には、高い学費を払っているのだから、基礎科目はさっさとWaiveしてしまい、さらにその先のクラスを出来るだけ取ってゆくべきだと思います。経済学を学んで来ていない学生もあるために、学生の平均的な経済学の素養レベルは低いように感じますが、一定以上のレベルの経済学の授業を受講する学生となると、しっかりと勉強したいという学生が集まります。計量経済学はかなり充実しているという評判です。

香港で経済学のMAを取って来た学生からコメントをもらいました。
Before SAIS, I had already obtained a two-year research master's degree in Economics in Hong Kong, so my concern was whether the Economics courses would be advanced enough at SAIS so that I would not be wasting time. After almost a year studying at SAIS, I can be almost certain to say the Economics courses here are a good complement to what I learned from my previous master's degree.  When I was studying in Hong Kong, the economics courses were a lot more mathematics-focus (such as real analysis, topology) and involved rigorous proof of every theorem that we learned. Here at SAIS, a lot of the economics courses are more practical -- they emphasize the use of theorem to tackle real policy problems, and they are a blend of Economics and Finance so that we can make a more holistic and practical policy decisions (something that my research master's missed out because they expected students to continue to do PhD and stay in the academia world.)  
In terms of the level of the Economics courses here, I would say, they range from upper undergrad level (such as intermediate microeconomics) to master's level (such as Applied Econometrics;) for some particular courses, such as Microeconomics of Development, they say they are at doctorate's level. The bottom line is, there are many economics classes to choose from here at SAIS, so you can just choose whichever you feel fits you the most, in terms of the course content, level of difficulty and your personal interests.

SAISは米国人ばかりで友達を作りにくいって聞いたけど。

それはないんじゃないですかね…友達を作らなくても修了はできますが、作った方が楽しいですよ。ルームメイトがいると、人脈にレバレッジがかかります。

料理が多少できると、たまに学生を集めてディナーを開き、「こいつと一緒にいれば旨いものが食える」というブランディングが可能だったりします。

日本人はどのくらいいるの?

2年制の修士課程の学生はDC・ボローニャ合わせてClass of 2014は6名、2015は3名、2016年は8名で、MIEFのClass of 2015は2名で2016はゼロ。MIPPは各年1人いるかいないかです。

日本人同士は仲良し?

仲良しですが、つるむことはありません。Japan Clubの活動(日本文化の紹介や、日本語の練習機会の提供)や、就職活動での協力(国際機関における日本人人脈の共有)などが共同する主な機会です。ただ、Concentrationがバラバラで授業もほとんどかぶらず、一緒にいる時間は他の留学生グループよりは少ない印象です。

でも毎年忘年会をしているし、仲良しですよ。



講義形式の講座が多く、英語が上達しない?

特に経済学の授業は講義形式が多いと思います。各Concentrationの授業は場合によりけりです。授業で議論する機会はビジネススクールの方が多いかも知れませんね。

秋学期に東南アジアの民主化に関する授業を取ったのですが、各国の政府から派遣された学生や、当地でNPOなどで働いていた学生が参加し、議論が面白かったなぁ。

バイサイド金融に行きたいんだけど?

ビジネススクールの方が近道だと思います。SAISから金融セクターというと、NY連銀、世界銀行や国際金融公社、各地域の開発銀行というのがまず浮かびます。銀行や証券も進路としてないわけではありませんが、学生の主たる関心の対象ではないと思います。

外国人の彼氏/彼女はできますか?

できるんじゃないですか、頑張れば。でもSAISは小さなコミュニティなので気をつけて下さいね。



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